フラット35とは?条件やメリット・デメリット解説!
2022.07.22
こんにちは🐩
アルカンジュ不動産です🏠
今回はCMでよく流れている「フラット35~♪」について解説していきます!
名前は聞いたことあるけど、どういった住宅ローンの仕組みなのか。またメリットやデメリットは何があるかなどを見ていきましょう。
フラット35とは
フラット35とは簡潔にいうと全期間固定金利型住宅ローンの一種です。数字の「35」の部分は返済の期間を表していて、この場合は35年が最長ですよということになります。他にも返済の期間が20年であれば「フラット20」になりますし、50年であれば「フラット50」といった商品も中にはあります。
フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携をして融資を行っています。主となる住宅金融支援機構は国土交通省と財務省が所管していた住宅金融公庫の事業を引き継いだ独立行政法人です。そのため安心して融資を利用することができます。
ではフラット35の特徴を詳しく見ていきましょう。
返済期間は最長で35年
数字は返済期間を表しているので今回のフラット35は返済の期間が最長で35年になります。そして最短は15年です。(ただし申込本人や連帯債務者の方が満60歳以上の場合は10年になります。)仮に20年以下を返済の期間として設定をした場合、返済の途中で借入期間を21年以上に変更することはできませんので自身の生活にあった返済期間にしましょう。
保証人が不要である
住宅ローンを組むためには連帯保証人が必要になる場合があります。しかしフラット35であればそれが不要です。さらには保証会社へ保証料を払う必要もないのです。
融資限度額は8,000万円まで
建築費や購入金額の融資を100万以上から限度額以内であれば受けることができます。この建築費や購入金額の中には「諸費用」といわれる登記費用や仲介手数料も含めることが可能です。
団体信用生命保険に加入できない方でもローンを利用することができる
住宅ローンを組むときに団体信用生命保険(以下:団信)に加入することを聞いたことがあるかと思います。健康上の理由から団信に加入が難しい方もいますよね。フラット35では団信に加入をしなくても住宅ローンを利用することができます。
ちなみに団信とは、ローンの返済中に借入をしているご本人が死亡・また重度の状態の場合にローンの残金を代わりに保険会社が支払う制度です。一般的な生命保険同様に、借入時に健康状態に問題があると団信に加入できない場合があります。
一般的な金融機関ですと住宅ローンを利用するには団信への加入が必須の場合がとても多いです。しかしフラット35でなければ原則加入をと言われていますが、健康上の理由で加入が厳しい場合でも住宅ローンを利用することができます。
フラット35の利用条件
フラット35を利用するには契約者本人と取得する物件どちらにも条件を満たす必要があります。
契約者に関する条件
⓵申込時の年齢が満70歳未満である
ただし実子や孫を後継者として行う親子リレー返済を利用する場合は満70歳以上でも申し込みが可能です。
②日本国籍である
原則は日本国籍を有していることが条件となります。また外国籍の方でも「永住権」や「特別永住権」の資格があれば利用ができます。
③返済負担率が基準値以下である
すべての借入を含めた年間の合計返済額が、額面年収入400万円未満の方で30%以下、400万円以上の方で35%以下でなければなりません。
④資金使途は申込本人またはその親族の方が住居する住宅のみ
フラット35は申込する本人または親族の方が住居する住宅を購入するための資金や新築を建てるための資金としてのみ借入することができます。
住宅に関する条件
⓵住宅金融支援機構が定めた技術水準を満たす住宅であること
第三者である建築士資格を持つ専門家が利用者の住宅が技術基準に適合しているか、検査をします。より高い基準を満たした住宅の購入をする場合には一定期間金利引き下げが受けられる「フラット35S」という制度を利用することも可能です。
②床面積:一戸建てで70㎡以上、共同住宅で30㎡以上であること
マンションなどの共用住宅の床面積は専有面積を指します。このとき共用部分は含まれません。敷地面積の要件はないです。
フラット35のメリット・デメリット
次にフラット35のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
フラット35が固定金利のため景気に左右されることがありません。また返済期間に関係なく金利が変動することがないため支払額の見通しが立てやすいです。
また民間の住宅ローンでは借入時に保証料や保証人が必要となりますがフラット35はそれが不要です。また繰り上げ返済をする場合や返済方法を変更する場合でも手数料がかかりません。
そして自営業の方も申込をすることができます。民間の住宅ローンだと借入審査のときに「安定した収入」が重視されますがフラット35では収入基準と物件基準を満たしていれば借入が可能です。なのでフラット35は自営業の方や転職したばかりの方でも申し込みがしやすいです。
デメリット
メリットで固定金利だから景気に左右されないと話しましたが、逆に景気の変動で市場金利が下がったとしても支払額は変わりません。
またフラット35は繰り上げ返済の最低金額が設定されていて、100万円以上が必要です。ただし「住・My Note(すまいのーと)」の利用者は10万円以上から繰り上げ返済をすることができます。(※「住・My Note」とはインターネットサービスで残高照会や証明書類の発行依頼ができます。)
他にも固定金利のため借入金利が高かったり、保証人は不要ですが融資手数料を支払はなければなりません。初期費用が全くかからないわけではなく、融資事務手数料がかかることを覚えておきましょう。
そしてフラット35は審査時間が長いです。事前審査は民間金融機関が行うのですが、本審査は住宅金融支援機構が行います。そのため民間金融機関での事前審査は数日で結果がでることが多いですが、本審査は別の組織がかかわることから審査完了するまでの時間が長くなる場合があります。
まとめ
家を買うのは人生で大きな買い物の1つです。
理想のマイホームを手に入れるためにも自分に合った返済方法で住宅ローンを組みましょう。ローンを組むには無理なく計画的にすることがとても大切です。
アルカンジュ不動産ではお客様の疑問やお悩みにもお答えしております。
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